セゾンの取扱いを始めます & 限定ビールのご案内!
先日、ベルギービールの分類について書いたときに、セゾンの取扱いについて触れましたが、本日より販売を開始します!
改めてゼゾンについてですが、このビールはもともと農家が冬の間に仕込んで、夏の作業中に水の代わりに飲むために造られていたものです。夏まで保存ができるように防腐効果のあるホップを多く使用するなど、様々な工夫がされていましたが、現在は醸造農家からビール専業に移行した人達によってその製法や原料などの伝統が守られながら造られています。夏の暑い時期に飲むように造られていたものなので、口当たりが軽くホップの爽快な香りもあって飲みやすいものが多いのが特徴です。
この度、コムシェモアで取り扱いを始めるのは、1850年からセゾンタイプのビールを作っている老舗の中規模醸造所、デュポン醸造所のセゾン デュポン(ABV 6.5%)です。セゾンタイプのビールの最も代表的なものの一つです。
ホップの特徴的な香りとスパイシーな香りがバランス良く、酸味も感じられるため全体に爽やかな飲みくち。それでいてホップの苦味も味わえる、全体にバランスの整ったビールです。
コムシェモアでは初めてのセゾン。これから定番商品として取り扱っていく予定ですので、是非お楽しみください。
そして、限定ビールのご紹介!!
同じくデュポン醸造所のセゾン デュポン キュベ ドライホッピング 2016です。
このビールは2011年から醸造が開始された、定番のセゾン デュポンにドライホッピングを施したビールです。毎年、ドライホッピングに使用するホップを変更しているためその年だけの限定醸造ビールとなり、2016年はドイツのブリュワーズゴールドを使用しています。セゾン デュポンよりさらにフレッシュなホップの香りと苦味を感じることができますので、セゾン デュポンとの飲み比べもお楽しみいただけます。
「ドライホッピングって?」
こちらについては、書き始めると少し長くなってしまいますので、近いうちにブログでお話しますが、簡単に言うと、通常は熱のかかる工程でホップは投入されますが、ドライホッピングは発酵の終わったほぼ最終工程の熱のかからない状態でホップが投入されるので、よりフレッシュなホップの香りをビールにつけることができる方法です。
今度はビール製造の工程説明と合わせてドライホッピングについても触れたいと思います。