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ビールについて学ぼう:第十六回 ~おまけ~

February 25, 2018

前回でビールについての基本的な(たまにちょっと突っ込んだ話もしましたが)話は終わりました。いかがでしたでしょうか?

 

私自身もこのシリーズを書きながら改めて調べ直したこともあったりして、ビールについてもう一度学び直した感じです。

 

さて、今回は「おまけ」ということですが、実はずっと何を書こうかと悩んでました。書いてるうちに思いつくだろうと最初からおまけの回を作っていましたが、なかなか思いつかなくて......

 

 

最近は家でビールを飲んでいますが、やっぱりその時使うグラスはどれにしようとか、考えるんですね。店では基本的には専用グラスを使うのでいいのですが、家にいる時はそういうわけにもいきません。そうなると個人的に集めていたベルギービールの専用グラスから合いそうなものを選んだり、IPAだとシュピゲラウのIPAグラスにしたり。

 

ということで、最終回の今回はビールのテイスティングというか、気軽に飲むとしてもちょっとだけこだわってみたいことについて話してみます。

 

 

多分、ビールは冷たいほうが美味しいと思っている方も多いのではないでしょうか。でもビールによっては冷たいほうがいいものと、高めの温度のほうがいいものがあります。店でも本当は3つぐらいの温度で分けたいのですが、スペースの問題と冷蔵庫の温度コントロールの問題で、低めと高めの2つの温度帯でビールを冷やしています。例えばベルジャンホワイトのようにさっぱり飲みたいビールは低めの5〜7℃くらいで。香りも楽しみたいようなロシュフォール8なんかは高めの12〜15℃くらい。残念ながら店の冷蔵庫はそこまでの高い温度に設定できないので、お客様にお出しする時はだいたい8〜10℃くらいになっていますが、ゆっくり飲んでいただくと後半はあの芳醇な香りが強く楽しめます。

 

そんな感じで、温度も大事なのですが、できればもう一つこだわりたいのはやっぱりグラスです。というのも、グラスはビールの見た目、香りの立ち方、口にふくんだときの触感、そして味わい。全てに影響を与えます。では、どういうところに気をつければいいでしょう。

 

形にこだわると際限がないので、まずはきれいなグラスを用意するところから。少し手間ですが、ビール用のグラスを洗う時はグラス専用のスポンジを使って洗いたい。これは食器洗いと同じスポンジを使うとどうしてもスポンジに残っている油分がグラスの内面につくから。そんなの大丈夫でしょ、とおっしゃるかたもいると思いますが、結構繊細なんですよ。一度試していただくとわかるのですが、ビールを注いだ時にグラスの内面に泡がついている時、それは汚れている証拠なんです。泡は汚れやホコリ等がついているざらついたところに出やすいのです。陶器製の物がありますがあれにビールを注ぐと泡立ちがいいですよね。それは内面がざらついて泡が出やすいから。同じようなことが汚れたグラスでも起こっているんです。目に見えないような汚れやホコリでもそうなってしまうので気をつけたいところです。

 

次によくあるのがグラスを冷凍庫でギンギンに冷やして使う場合。あれの場合はグラスに触れた時ビールが局所的に冷やされてしまうのでNG。あと氷の粒が内面についているので泡もきれいに立ちません。美味しそうに思いますが、実はやってはいけないことなんです。

 

そして、もしもう一手間掛ける余裕があれば、ビールを注ぐ直前にグラスの中だけでも水で軽くゆすぐ。そうすれば食器棚などに置いている間に僅かについたホコリを取り除けるのと、やはりグラスでも内面には本当に小さなキズなどもあるので、そういったものも湿らせることで表面がスムースになる。ふきんなどで中の水分を拭き取らずに(ふきんの繊維がついてしまいます)軽く水を切ってビールを注げばホントにきれいです。そう、見た目にも美味しそうなビールの出来上がりです。

 

あとは好きなおつまみと一緒にグイッと。う〜ん、美味い!!

 

 

で、グラスの形ですが、元店主がおすすめの万能タイプは上の写真のフルート型。普段家で使っているものですが、これだと適度に香りの立ちもいいし、上のほうにほんの少しくびれがあるので泡をその部分で押さえてくれる。人によって様々だと思いますが、私はこの形が万能だと思っています。

 

 

どこまでこだわるかはそれぞれですし「とりあえずビールなんだから、なんでもいいやん」という方もいらっしゃると思います。もっと気楽な方がいいのだと思いますが、ほんの少しこだわるだけで、いつもの「とりあえずビール」がちょっとだけ特別になるので、たまにはそんな飲み方もしてみると、ビールの奥深さがわかって頂けるのではと思っています。

 

 

と、昨年の10月から始まったこのシリーズもとうとう終わりです。お楽しみいただけましたでしょうか? また機会があれば別のテーマでビールについて書いてみたいなと思っています。

 

お付き合い頂きありがとうございました!!

 


「ビールについて学ぼう」シリーズ
第一回 ~そもそもビールって?~
第二回 ~基本の原料とドイツのビール純粋令、そして日本~
第三回 ~麦、麦芽と焙煎について~
第四回 ~ホップがなければビールじゃないのはなぜ?~
第五回 ~酵母の力は偉大だ!~
第六回 ~水が違えばビールも変わる?~
第七回 ~いろんな副原料~
第八回 ~ビール製造の基本~
第九回 ~麦を麦芽に:製麦工程~
第十回 ~デンプンを糖分に:糖化工程~
第十一回 ~麦汁をきれいに:濾過工程~
第十二回 ~ホップの登場:煮沸工程~
第十三回 ~いよいよお酒に:発酵工程~
第十四回 ~まだ飲んじゃだめ:貯酒・熟成工程~
第十五回 ~Are you ready?:パッケージング工程~
第十六回 ~おまけ~

 

注)店主の知識をまとめたものであり、事実と異なる記述もあるかもしれませんので、その点についてはご容赦下さい。
 

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